種からはじめる菜園

 

 


  


 

  ミニトマトは、普通のトマトと比べると、あまり手入れをしなくてもよく実ををつけてくれます。初めてでもお勧めです。

 ミニトマトは繁殖性が強く、保存状態に問題がなければ、昨年収穫した実にトマトの種からでも栽培が可能です。

 本来ならば、まだ寒い時期に種をまく野菜ですが、関東地方では種袋のデータどおりでは発芽しないこともあり、わたしは3月末に播種しています。

 品種は中玉で糖度が高いフルティカとか、たくさん取れるアイコなどがお勧めです。

 実にトマトの種は1粒辺りの単価が高いので、種まきは128セルトレイに1粒ずつ捲きます。ある程度成長したら9.5cmのポリポットに移します。

 種まきは、コメリの種まき用の土を使っていますが、セルトレイ用の同様の土なら問題ありません。

 普通の土でチャレンジするときは、床土用の肥料を使いますが、慣れない方にはお勧めできません。

 5cmを越えた頃がポットに移植するタイミングです。そこそこの量の土を使いますので、普通の土を振るって、牛糞堆肥などと混ぜた土を使うとコストを下げられます。

 前にも書きましたが、トマトは、下に落ちたトマトからでも発芽するので、発芽されすれば、後は時間が解決してくれます。

 ある年のデーターでは、3/20播種、4/20定植とあります。ミニトマトは、発芽・生育ともに適温は20-30度といわれています。

 わたしの場合、花の開花等は気にせずに、15cm位まで成長したら、どんどん畑に植えています。

 2.1m程度の支柱を立てることをお勧めします。横1列等にしっかり立てることにこしたことはありませんが、収穫後の片付けのことを考えると、9月末でもなり続けますので、片付けが遅いと冬の定植に影響が出てしまいます。

 肥料は、JAで扱っているトマト有機50がお勧めです。

 定植の間隔は50cm以上空けたほうが良いです。といいつつ、わたしは30cm間隔で植えていますが・・・。

 ある程度大きくなったら下の数10cmの枝はと取ったほうがいいかと思います。また、支柱の高さまで成長したときも、頭打ちをしたほうが良いと思います。成長の都度支柱に結びます。

 上に伸びるミニトマトの主軸と枝の間にもう1本芽ができてここには実がつきません。一般的にはこれは欠くことになっています。欠かなくても問題はありませんが、あまりにも茂り過ぎて風通しが悪くなるといろいろと問題が出てきますので、風通しが悪くならない程度に剪定してください。

 花が咲いた後に、の蜂等が受粉し、ミニトマトになります。早朝等結構大きい蜂がいることがあるので刺されないように注意してください。

 7月になると収穫ができると思います。

 来年の種にするミニトマトは、完熟させ実が落ちのころに収穫し、ミニトマトをつぶして中の種を取り出し、種はよく水洗いしてください。天日で十分に乾燥させ、来年まで冷暗所で保管してください。

 珍しいトマトがあれば、食用に買ってきたトマトの種でも、運がよければ発芽するものもあります。

 


 

 


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